イオンからなる物質の表し方
成分元素の原子の数を最も簡単な比で表した〔 組成式 〕という化学式で表す。
書き方 例)Ca2+とCl− ・・・ Ca2+〔 1 〕つとCl−〔 2 〕つの割合で結合
@ 陽イオンとその数,陰イオンとその数の順で並べる。 〔 Ca2+1Cl−2 〕
A 2+や−などを消して,イオンの数を下に小さくつける。1は省略する。〔 CaCl2 〕
名称の付け方 例)Na2O ・・・ Na+とO2−が結合
陰イオン,陽イオンの順に呼ぶ。「イオン」,「物イオン」は取る。
酸化物イオン ナトリウムイオン ⇒ 酸化ナトリウム
注意:多原子イオンを複数にするときは( )でくくる。
例) Al3+とOH− ・・・ Al3+〔 1 〕つとOH−〔 3 〕つの割合で結合
Al3+ 1 (OH−)3 ⇒ Al(OH)3
( )がないとHだけが3になってしまう。
:酢酸イオンCH3COO−の場合は,組成式は「陰イオンとその数,陽イオンとその数」の順で並べる。
例) Na+とCH3COO− … 〔 CH3COONa 〕(NaCH3COOではない)
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